ヘッドライトリペアの作業。
実績
今回はヘッドライトリペアの作業を写真に納めたので公開します!(オーナーさん許可済)
今回施工したのはマツダのアテンザです。中古で買われて3年ほどで白くなってきたとの事でした。
最近の車はデザインがいいですね。その分バンパーがヘッドライトより大分出っ張っているので、きちんと施工する為にもまずはバンパーを取り外します。
さあ!施工といこうか!
今回のヘッドライトの状況はヘッドライトの上部が白く曇っている状態で黄ばみはほとんど無く、ひび割れもわずかでした。程度としては十分リペア可能です。劣化が見られるのはやはり太陽のよく当たる上部です。
まずはこの白く曇ったコーティングを剥がして行きます。正確には削り落としていきます。
はじめは紙やすりを目の荒い400番から細かい順番に削っていきます。
この時点で夏場だと汗をかいています。冷たいブラックコーヒーが欠かせません。少し休憩したら次はコンパウンドで研磨をします。
コンパウンドがけからヘッドライトの下に毛布を敷いていますが、これはポリッシャーとコンパウンドの相乗効果で摩擦が手研ぎに比べて格段に発生するためにヘッドライトが動く為です。万が一下側の取り付けのステーに変な負荷がかかってステーが折れたりなんかしたら洒落になりません。とにかくゆっくり優しく水をかけながらの作業です。ここは改善の予知ありです。もっといい固定方法が無いか思案中です。いいアイデアあれば教えてください。
やっと塗装ができるぞー!
集中して作業していると時間はあっという間に過ぎています。念入りに磨いて塗装に移ります。
はい。塗り終えました笑
途中画像は特にありません。塗る前には既に塗装服に着替えて塗装手袋をしているので都度シャッターボタンが押せないのでOTL
塗り終えたら塗膜のチェックです。満遍なく塗れていないとその部分がショボショボの柚子肌(ある程度の柚肌は普通)になり、塗りすぎると塗料が垂れてしまいます。ここは塗装の技量が試されます。垂れが見つかったら振り出しに戻ります。表面、ライトの線を見てください。この塗料自体平滑になりやすいのですがもう少し攻めてみました。垂れる寸止めが一番平滑で美しい。研磨で平滑にすると膜厚(寿命)が稼げないのでなるべく塗装で平滑に。ここの努力はスプレーマンしか理解されないところ。
翌日は組み付け!
ヘッドライトは1日置いて確実に乾燥させます。急いでやっていい結果になった試しがあまりありません。
まとめ。
ここまでご覧いて施工には価格相応の、もしくはお値段以上の手間と時間と愛情も掛けていると感じてもら得たら幸いです。この記事を読んでいただき、施工を依頼していただき、納車となった時、是非『感嘆詞』を聞かせてください。やっててよかったと何よりの励みになります。