鈑金塗装の金額はどうやって決まっているのか?
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いつも当社のブログをご覧いただきありがとうございます。
今回のブログテーマは、皆さんが最も関心があるであろう修理金額はどうやって決まっているのか?です。
「修理代って、工場が独自に決めているんじゃないの?」
「お店によって値段少し違うけど、相見積とったのに期待したほど安いところが無い!のはなぜ?」
そんな疑問をお持ちの方も多いはず。
今回はその裏側を、ざっくりと説明いたします。
1. 修理代が決まる「計算式」とは?
まず、修理にかかる工賃(技術料)は、以下の計算式で決まります。
作業工賃 = 指数対応単価(レバレート) × 標準作業時間(指数)
これだけだと難しいので、詳しく解説しますね。
① 指数対応単価(レバレート)
「1時間あたりの作業単価」のことです。
これは地域によって差がありますが、全国平均は 7,146円 と言われています。
瞬間時給7146円です。
高っか(笑)
これが丸々お給料になったらなんと幸せなことか。
でも経営って難しいですよね。人件費だけじゃなく、いろいろ差し引いていくとそんなウハウハな話であるはずもなく、整備業界の人気の無さはyahooニュースでもたびたび目にするところです。
ちなみに、私たちのいる愛知県の平均はもう少し高く、以下のようになっています。
この辺は地域別最低賃金とおおむね相関の関係にあるのではないかと思われます。
- 国産車:約 7,700円
- 輸入車:約 10,000円
城鈑金塗装工業でも、この地域平均的な単価を採用し、保険会社とも円滑に協定(話し合い)ができる適正価格を設定しています。

② 標準作業時間(指数)
「その修理に何時間かかるか」という基準タイムです。
これは、「正味作業時間 + 準備時間 + 余裕時間」 で構成されており、車種やグレード、取り付ける部品ごとに細かく設定されています。
(私たちは常にこうした業界情報を勉強し、全国的な傾向を把握しています)
2. じゃあこの時間を決めているのは誰?城鈑金か??
実はこの「標準作業時間」、私たちが勝手に決めているのではありません。
自研センター(自動車保険研修センター)」という、損害保険会社が共同で出資して設立した組織が決めているんです。
そう!ここで声を大にして言いたいのが! 修理代を支払う側である「保険会社」の方々が作った基準をもとに、私たちは修理金額の交渉をしているということです。
だからこそ、鈑金屋が勝手に値段を釣り上げて大儲けする…なんてことはできない、公正な仕組みになっているのです。
よく見ると新車カタログにも作業時間は記載されています
保険とは違いますが、実際の新車カタログにも、この時間は記載されています。
表の右側にある数字が「時間(h)」です。

「塗装済み」の部品なら時間はかかりませんが、「素地(色が塗っていない)」部品だと、塗装のための時間が18時間以上プラスされているのが分かりますね。
ちょっと18時間は現実的じゃない気もしますが、(TOYOTAが言うんだからあとでどんな部品か確認してみよう。)
こうした細かい数値の積み上げで、正確なお見積もりが作られています。
3. 城鈑金塗装工業の「コスパ」が良いのかもしれない理由
「自研センター」が決める標準作業時間。
これは「経験3年程度の作業員が担当した場合」を想定して作られているんです。
では、城鈑金塗装工業のスタッフはどうかというと…
3年以上の経験を持つベテランだらけです!
基準よりも熟練したスタッフが作業するため、無駄なくスムーズに、高品質な仕上がりを提供できます。
そして、その技術力で浮いた分のコストを、私たちは「最新の設備投資」に向けています。
つまり、「品質と価格のバランス(コスパ)」が非常に良くなるのが、私たち城鈑金塗装工業の強みなのです。
(ただ実際のところわかわからない。3年のスタッフってどんなもんの早さなのか。ただ、いただいた利益は本当に道具に振り向けているからヨシ。)
まとめ
見積もりは、どこで取っても「設備や人員に見合った金額」になるよう、どこの会社も同じようなソフトを使って計算されています。このシステムの土台があるからディーラーさんや保険会社さんと論理的に仕事が進められているわけです。
城鈑金塗装工業は、見積作成する人=実際に直す人なので、見積抜けや修理に不必要な過剰な部品計上は少ない精度高めな見積もりになります。
「愛車をきれいに直したいけれど、費用も気になる…」
そんな方は、ぜひ一度ご相談ください。金額が違うなら直し方が違うのかもしれませんよ。プロの視点で、私たちは私たちで最適な修理プランをご提案させていただきます!
城鈑金塗装工業
スタッフ一同、皆様のご来店をお待ちしております🚗✨


