なんで毎回調色するの? | 城鈑金塗装工業

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なんで毎回調色するの?

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今回は修理方法の会話の中でたまにお客さんに聞かれることとして、「色は最初からできてるんじゃないの?」というご質問。

カー用品店などに行くとボデーペンみたいな補修塗料のコーナーには最初から車種の色(カラーコード)の色ごとにずらっと塗料が並んでいるので、プロの塗料もそんな感じだろうと思いますよね。むしろその方が効率もいいし・・・

でもあいにく毎回面倒ではありますが、塗装直前に色を測定して原色から色を組み合わせて配合し、塗装をしています。今回は簡単そうな白色の車を例に以外に難しい調色についてご案内しましょう。

ホワイトにも色はある!

色を作るうえで簡単そうな色といえば白とか黒がありますが、実は白という色の中には少し黒や黄色や赤などが配合されていて、雰囲気が若干違います。

今回塗装する箇所はここです↓

この色の基本的な配合表には白のほかに黒と赤と黄色が入っていました。まずは色を配合して塗り板を当ててみます。

よく乾燥させないと色が変化する。

だいたい1発ではうまくいかないので少し赤みが欲しいなと思ったら赤を足したりして微調整します。

ずーっと見ているとなんの色が足りないのがわからなくなってきますね。当てた瞬間の直感を大事にしています。

何度か調色してまぁ近い色になってきましたので、ボディの色はこれで塗装してみましょう。

バンパーはまた色が違う

で、ここからなんですが、バンパーもこの作った色で塗装するととんでもないことになります。この塗り板をバンパーに当ててみると・・・

あれ?塗り板赤くない?
純正の色の段階でバンパーは色が違う

なんかボディーの時より色の違いがよく分かりますね。なんか違うんだけど、しいて言うならバンパーの方が緑っぽく見えます。よって配合表にはなかったですが緑を足してみます↓

1回の塗装で2色作ることもある

この入れる量のさじ加減が難しいです。入れる量が足りない分にはまだ足せばいいのですが、入れすぎた場合は何ともなりません。ほかの色全てを配合表の比率で追加しないと論理的には修正できません。

慣れないうちは塗料を修正で足すばかりでどんどん塗料の量が増えていきます。

まぁええかな。

左がボディーの色 右がバンパーの色

1回の塗装作業で2色を器用に塗り分ける!

2つの白の調色塗料ができたので、塗装をしていきます。

塗装完了!確認作業

塗装が終わったら。マスキング箇所をはがして塗装具合を確認します。

違和感なし!
トランクとクォーターもいいね

さてさてバンパーは?

ん?

ん?アカン!

あれれ~?これは面倒だぞ? バンパーなんか黄色っぽい。

このブログ的には~完成~チャンチャン♪みたいな感じで終わりたかったのですがそうもいかなかったようです。どうやらバンパーの調色が甘かったようです。もっときっちり確認して調色をすればよかったです。ここのバンパーだけ再塗装ですね。

しかもボカシ際タレとる。もう諦めついた。

塗装再チャレンジ

もっかい塗装するぞー!塗装範囲は少し広がる

本当は最小限の範囲で塗装したかったですが、範囲を広げて、色を合わせてもう一回塗装をチャレンジします。

さて次はどうでしょうか?

よし!!!!!!!!

なんとかバンパーもうまく塗装できました。

色は当然違う。でも色が違うなんてクレームはしないでね。塗装してない反対側も見て!
どちらも塗装していないけど塗装したところと同じように色が違う

これですべての塗装作業が終わりました。この後は部品の組付けや研磨作業をして、納車となります。

白といっても車種ごとや同じ車種でも年式とか生産時期とかで色が若干変わってきますので、調色をする必要があるのです。このあたり1滴の原色で平気で色味が変わるので職人技といわれる部分かもしれませんね。職人といわれてもその実みんな足元はもがいている!はず!!

はぁ。塗装は難しいですね。

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